■ Q&A  〜 家の血統書に関するよくある質問 〜 

家の血統書に関するよくある質問を掲載いたしました。
こちらに無い質問は、問い合わせページよりお問い合わせください。


Q1 家の血統書とは、どの様なものですか。
A1 家づくりに係わる関係者が自らの仕事をきちんとおこなった証として、適切な記録・履歴を登録するためのカルテの書式(帳票)です。
ものづくりの基本でもある「設計・施工・材料」の対応を照合するための書式で、家が出来る工程を消費者(施主)にもわかりやすく表現した、工事監理報告書・修繕履歴書です。
Q2 家の血統書を作るメリットは何ですか。
A2 背景として国の方針があります。住宅の政策が『量』→『質』へと転換され、適切な記録・履歴を残すことが法整備によって定められました。その記録や履歴を活用することで、住宅を長期に使用(維持管理)することや品質確保(クレーム・リコール対策)が可能となります。

家の血統書で適切な記録・履歴を残すことにより、建築関係者は工事の内容証明に、消費者(施主)は安心・安全な住宅を手に入れることが出来ます。照合出来る書式で記録・履歴を残せば、補修や修繕の際に打ち合わせの資料となり、修繕等の記録も家の血統書に追加(蓄積・更新)することによって、住宅の生涯記録として残せます。

また、金融・保険等の評価査定材料、将来転売する際の鑑定材料、問題が発生したときの争点整理等に活用できます。
Q3 家の血統書は建てられた家の品質を保証してくれるのですか。
A3 いいえ、そうではありません。
家の血統書は設計通りに工事がおこなわれたかの記録(施工や材料)を登録する書式ですので、手抜きや欠陥住宅等のトラブルを未然に防ぎ、品質確保を促進するものです。
Q4 家の血統書を作成するのにいくらかかりますか。
A4 無償です。
工事記録書の書式ですので、設計事務所に委託する工事監理費用に含まれます。建築主の方に追加費用は発生しません。

なお、家の血統書は家づくりに係わる全ての人の賛同が必要となります。賛同事業者(建築士や職人等)に関しては、年会費(事務運営費:5,000円/年)が必要になります。
Q5 家の血統書は誰が作成するのですか。
A5 家の血統書の作成は、工事監理をおこなう建築士が主体となって作成します。
Q6 家の血統書の書式をいただきたいのですが。
A6 家の血統書の書式(雛形)は賛同する建築士に貸与します。
家の血統書での家づくり賛同には決まりごとや手続き等がありますので、建築士の方は弊社までお問い合わせください。
Q7 家の血統書を使用するにはどうすれば良いですか。
A7 ◆消費者(施主)の方
ご自身の住宅をお願いする工事監理者(建築士)に、「従来の工事記録書・工事監理報告書の代わりに、家の血統書を使用してほしい」と要望してください。

◆建築士の方
家の血統書の概要や使用までの手続き等を説明しますので、弊社までご連絡ください。説明を聞いた後に賛同する場合には、その後の手続きをおこなってください。

◆施工関係者(各職)の方
工事監理をおこなう家の血統書賛同済みの建築士へ、賛同の意志を伝えてください。
Q8 家の血統書と実際が異なっている場合は、どうすれば良いのですか。
A8 設計・施工責任(虚偽・相違・過失等)が問われる場合もあります。
建築支援活動の担当者へご相談ください。
Q9 家にトラブル(故障や修繕等)が発生した場合は、どうすれば良いのですか。
A9 建築支援活動の担当者へお問い合わせください。
Q10 家の血統書の保管は誰がおこなうのですか。
A10 適切な記録・履歴を残した家の血統書は、消費者(施主)の財産(個人情報)にあたりますので、消費者(施主)が保管することになります。
Q11 建築支援活動の担当者とは。
A11 家の血統書によって消費者(施主)の皆様の立場になって親身に相談に乗り、様々な支援サービスを提供する活動をおこなう人達です。支援活動を実行する建築士やFP、協賛者(金融・保険・建材・設備等各社)のことを言います。


◆家の血統書(建物画像カルテ)は著作権上の保護を受けています。◆